専門医取得後の進路|東京慈恵会医科大学 麻酔科学講座

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専門医取得後の進路

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専門医取得後は自身の希望の進路を選ぶことができます。もちろん、麻酔科医として、手術麻酔を専門にすることもできますが、大学院進学、国内・国外留学、など様々な選択肢があります。専門医取得後にどのような進路の例があるのか、ここではごく一部ですが、紹介します。

杉本有基先生【MGH麻酔科留学中】2023年~

2023年4月よりマサチューセッツ総合病院で研究留学をしています。私が現在行なっている研究はマウスの心停止蘇生モデルでの脳波と神経保護の研究です。脳波の研究は非常に裾野が広く、まだまだ発展性のある分野だと思います。所属している研究室では心停止蘇生モデルの他、脳梗塞モデルや心筋梗塞モデル、神経変性疾患モデルを扱っていて、臨床に直結する可能性のある研究を行っています。

マサチューセッツ総合病院

山口知紀先生【Pittsburgh大学麻酔科】2019年~2022年

ピッツバーグ大学麻酔科での留学経験は、麻酔科医としてのキャリアを築くための非常に貴重な機会でした。循環生理と自律神経の関係を深く学び、先進的な研究環境で知識を深めることができました。実験では大型動物を扱い、臨床に直結した研究を行っています。ピッツバーグ大学麻酔科は、「心肺蘇生の父」として知られるPeter Safarがいたことで世界的に有名な研究機関です。留学生活は、自己成長だけでなく、国際的な視野を広げる素晴らしい機会でもあります。新しい経験や知識を積んで、共に医療の最前線で力を発揮しましょう。

ピッツバーグメディカルセンター外観

桑原雄希先生【Pittsburgh大学麻酔科留学中】2018年~

僕は2018年5月研究留学のため渡米し、現在はピッツバーグ大学の麻酔科に所属しています。ここでは日本ではあまり経験できない、大動物を使った臨床に近いモデルで心臓生理に関する基礎研究を行っています。時に大変なこともありますが、日々結果を出すために取り組んでいます。また休日には留学に来ている日本人の方達との交流もあり家族での生活も楽しんでいます。

中西智博先生【慈恵医大大学院 細胞生理学講座 修了】

4月から大学院の細胞生理学講座に入学・派遣して頂き、拍動下に心筋のミクロ構造を観察する研究を行っています。Frank-Starlingの法則、循環作動薬や経食道心エコーなど麻酔と関連が深く、もともと好きだった心臓の生理学は驚きの連続です。日々研究に集中できるのも実は麻酔科から派遣されているからだったりします。

中西智弘先生

宮崎雄介先生【MGH麻酔科】2017年~2022年

私は、マサチューセッツ総合病院(MGH)麻酔科に研究留学しております。所属研究室では、心停止蘇生後脳症の機序解明の研究を行っており、動物実験の他、MGHや他院に搬送された蘇生後患者の検体を用いた研究も行っております。また、他の研究室とのコラボレーションも活発に行われ、幅広い分野の研究者と共に学ぶ機会に恵まれており、アメリカならではの研究環境に感謝し、成果を挙げるため日夜研鑽しております。

マサチューセッツ総合病院外観