諏訪先生講義:ファイルをつなごう-自分のパソコン情報を大切に

本日は、怪我から回復された諏訪先生の昨年11月に予定されてた講義がありました。
内容は、本文最後の資料ご参考。

資料にない内容として他の人の発した情報をただ移す「剽窃」の問題がありました。いわゆる「コピー&ペースト」が容易な時代、論文でも他者の引用にあふれた論文が散見されます。諏訪先生は、英語ができない日本人には、自分自身の表現を創るのは大変な壁があると仰ってました。剽窃を禁じる・強く戒める雑誌もあるようです。

 剽窃:plagiarismについて、もうすぐAnesthesia Antennaに記事がでるようです。お楽しみに

以下、資料の転記です。
###
☆ファイルをつなごう:自分のパソコンの情報を大切に(諏訪邦夫1/24/2012)

何故自分のパソコンが重要か

|・実際的な問題

1)インターネットの情報は訂正除去されることも多い。

 新聞記事は、週の単位で消える

 見出しだけ残って、記事の本体は消滅か有料化

 一部の学術情報も同じ:

 基本的に有料の雑誌(例:NEJM)が、特定の論文をオープンアクセス

 でも期間限定

2)見つかりにくくなる:

 概念、用語などの変更:〃Retrospectroscope"の例

 アメリカ胸部疾患学会(ATS:AmerThoracicSociety)がセンチネル事業として公開

 2005年にはATSのホームページから容易にたどれた。

 〃Retrospectroscope"という単語検索も容易

 2010年には困難:ATSの"古文書:archive〃に移動、

 ATSの頁は"http://www,thoracic、Org/〃で後者は"http://www-archive、thoracicorg/〃

 相互のリンク不良

 〃Retrospectroscope"が普通名詞化で、上記タイトルにたどるのが困難。

3)インターネットの検索もけつこう大変

 一般に「インターネットで検索」の手間、結局みつからないことも稀でない。

4)技術的な要因:自分のパソコンに何でも貯められる

 現在のパソコンはハードディスク巨大。大抵の人は隙間が多いだろう。

 通信速度は大きいが、それでも、自分のパソコンへのアクセスとは比較にならない


11.理念的な問題:「情報の自分化」

1)情報を自分化する価値

 インターネットは広すぎ、情報量が多すぎ

 常に「検索」で開始

 自分のパソコンの情報は自分の情報:自分の頭脳の近い

 「自分のパソコンは、自分の本棚・書庫みたい」

 情報探索は、まず自分の本棚や書庫で開始。なければインターネットへ

2)写すのは劉窃:自分化した情報は自分のオリジナル

 論文は2回書けないけれど。

3) ダウンロードの限度:「情報の自分化」可能の範囲。

 ダウンロードして自分で使い、要約しコメントを加え、強調点を変えれば自分の

 それが可能な範囲でダウンロード

 元の情報を保持したまま自分化したものを別につくれる

4)ダウンロードした情報を失わないように:

 情報の自分化:情報を要約、コメントし、ダウンロードした元ファイルにリンク

 「ダウンロードしたら、ファイルリンクでアクセスできるように」しておく

そうして出力

情報は「使う」からこそ意義大

ハイパーテキスト情報は使いやすく「出力しやすくなる」

技術的に容易

パソコン内の情報にアクセスしやすい今読み返し、書き直して情報を真に自分化

情報の自分化で出力しやすくなり出力したくなる

新しい論文や別の本が書ける

何かアイディアが生まれるかも

###

文責:松本尚浩